ARIBについて

会長挨拶

会長 田中 達也


会員の皆様には平素より当会の活動に対し、格段のご支援とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。


私は、去る6月25日の第27回理事会におきまして、当会の会長に選任され、就任をいたしました。
これまで当会の発展にご尽力をいただきました代々の会長職を引き継ぎ、関係各位のご支援、ご協力を賜りながら、重責を感じつつも、当会及び電波産業の更なる発展に尽くして参る所存ですので、よろしくお願い申し上げます。


近年の情報通信技術(ICT)の発展はめざましく、IoT、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータなど社会の在り方を大きく変える新たな技術革新へと進展し、これらの技術革新による経済発展と社会的課題の解決を併せて実現する超スマート社会である「Society5.0」の構築が、産学官の連携の下で目指されています。なかでも、電波はSociety5.0を支える重要なインフラとしてこれまでにも増して注目されています。


特に、第5世代移動通信システム(5G)については、総合的な実証試験が今年で最終年度を迎えるとともに、今年中にプレサービスの開始、来年には商用サービスの開始を控えるなど、サービス開始に向けた準備が進んでいます。また、当会で事務局を務める「第5世代モバイル推進フォーラム」(5GMF)においては、産学官のオールジャパン体制で研究開発や標準化、普及啓発活動等に貢献するべく活発に活動しており、今後は地域での利活用を想定した「ローカル5G」にも取り組む予定です。


さらに、高度道路交通システム(ITS)では、内閣府が推進している「自動走行システムの研究開発」も第二期計画がスタートしており、この分野で電波が果たす役割が高まっております。


放送分野におきましても、昨年12月に「新4K8K衛星放送」の実用放送が開始され、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを各家庭で迫力ある映像で楽しめると期待されているとともに、地上デジタル放送の高度化の研究開発も進められております。


一方、電磁環境分野におきましては、電気エネルギーを電波で伝送するシステムが、工場内で利用されるセンサー機器等への給電、オフィスにおけるマルチメディア機器等の充電など、幅広い分野での利用が期待されております。


これらのほか、当会では、自営無線通信・テラヘルツ・気象レーダーといった電波利用システムに関する調査研究、ISDB-Tを採用した国々に対する技術支援、照会相談業務等のコンサルティング、情報提供業務、講演会等の開催や年鑑、機関紙等の発行による普及啓発、国際標準化機関・団体との連携・協力等の事業も担っており、今年10月から11月にかけて開催される世界無線通信会議(WRC-19)への対応も含め、これからも積極的に推進する所存です。


また、社会情勢の変化に対応すべく、総会において定款の変更等が行われ、当会の事業対象が通信・放送分野のみならず電波利用一般に拡充されました。


今後とも、内外関連機関と連携を図りつつ、電波産業の発展のため鋭意努力して参りたいと存じますので、会員の皆様の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。



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