ARIBについて

会長挨拶

会長 島田 太郎


平素より当会活動にご支援を賜り厚く御礼申し上げます。


第43回理事会にて選任され会長に就任いたしました島田です。当会と電波産業の更なる発展に微力を尽くす所存です。

  

コロナ禍において産業のデジタル化は一層進展し、特に電波を利用した情報通信は国民生活や社会経済活動に加え、緊迫する国際情勢のもと、政治・外交・安全保障においてもその果たす役割は益々大きなものとなっています。

  

「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)などの政府の方針において、Beyond 5G/6Gや非地上系ネットワークなどの早期の実現を図るための研究開発の加速化、実用化などを強力に進めていくことが示されています。また、2023年11月に開催された世界無線通信会議(WRC-23)において、Beyond 5G/6Gなどの電波利用システムに対して新たな周波数が確保されました。当会では、電波利用の促進及び電波産業の発展に繋がる活動をさらに強化していく所存です。


Beyond 5G/6Gでは、XGモバイル推進フォーラム(XGMF)において、革新的技術/新ユースケースの創出を図るため総合的な戦略策定や国際連携活動をはじめとした諸活動が行われることとなっており、当会としてもその事務局として精力的に取り組んでまいります。


ITSでは、当会が事務局を務めるITS情報通信システム推進会議において、多様な関係者と連携して自動運転のための通信方式の検討作業等を進めるとともに、ITU-R等の国際標準化の検討にも積極的に貢献してまいります。


放送分野では、地上4Kなど地上テレビジョン放送の規格策定を進めるとともに、スタジオ設備等の標準化活動について取り組んでまいります。また、国際的な放送の高度化の観点からブラジル等諸外国に対して我が国の技術を提案するなど連携を更に進めていきます。


このほか、ダイナミック周波数共用業務をはじめとするコンサルティング業務、講演会開催や機関誌発行などの普及啓発活動、関連標準化機関との連携、国際標準化人材の育成等の幅広い事業も推進します。


今後とも、会員の皆様及び内外関連機関と連携しつつ、電波産業の発展のため鋭意努力してまいりますので、一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。



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