標準規格等一覧

標準規格概要(STD-T90)

1.標準規格の概要

標準規格番号 ARIB STD-T90
標準規格名 特定小電力無線局950MHz帯移動体識別用無線設備
策定年月日 2006年3月14日
標準規格概要

本標準規格は、電波法施行規則第6条(関係告示・1989年第42号、改正 2006年第52号)に規定される特定小電力無線局の用途等のうち、移動体識別用であって、無線設備規則第49条の14第3号に規定された952MHzを超え955MHz以下の周波数の電波を使用する無線設備について規定したものである。

対象システムは、低出力型のUHF帯電子タグシステムであり、電波の有効利用に資する共用化技術(送信時間制御、キャリアセンス等)が導入されている。 質問器、空中線及び応答器からなる無線設備の技術的条件について規定したものである。一方、質問器と応答器との間の通信プロトコル(相互接続性に関する規格)については、本標準規格では規定しない。

また、プライバシー保護や医用機器への影響の防止について、それぞれ、総務省による「電波の医用機器等への影響に関する調査研究報告書」、総務省と経済産業省が策定した「電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン」に沿った適切な対応が望ましいとした「特定小電力無線局950MHz帯移動体識別装置の運用の手引き」を作成し、参考資料として添付した。

平成22年の法令の経過措置において定められているとおり、平成25年3月31日以前に平成22年5月24日の法令改正前の規定に基づき技術適合試験証明又は工事設計認証を受けた機器は、2.1版の標準規定によらず、2.0版に記載の規定に従う。

なお、本標準規格の有効期限は平成30年3月31日までである。


2.改定の概要

版数 策定又は改定日 改定の概要
- 2018.07.26

 廃止


 950MHz帯の電子タグシステムについては、700/900MHz帯の周波数再編の一環として920MHz帯に移行することが、平成23年9月に総務省の「周波数再編アクションプラン」において決定された。この移行期限である平成30年3月31日が過ぎたことから、関連する標準規格を廃止するものである。
  なお、移行先の920MHz帯における同様の無線設備についてはARIB STD-T107「特定小電力無線局920MHz帯移動体識別用無線設備」として規定されている。
2.1版 2010.07.15 (1) 2010年5月の無線設備規則の改正(指定周波数帯の拡大、最大5チャネルまでの同時使用を追加等)に対応した所要の改定
(2) 同一周波数帯において運用される「構内無線局950MHz帯移動体識別用無線設備(ARIB STD-T89)」、「特定小電力無線局950MHz帯テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備(ARIB STD-T96)」、平成22年5月の無線設備規則の改正にともない新たに運用を開始する「簡易無線局950MHz帯移動体識別用無線設備(ARIB STD-T100)」との相互干渉を回避するために、それぞれのシステム運用に推奨されるチャネルプランを明示
2.0版 2008.06.06 (1) 2008年5月の無線設備規則の改正(最大3チャネルの同時使用を追加、等)にともなう改定
(2) 同一周波数帯において運用される「構内無線局950MHz帯移動体識別用無線設備(ARIB STD-T89)」、「特定小電力無線局950MHz帯テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備(ARIB STD-T96)」との相互干渉を回避するために、それぞれのシステム運用に推奨されるチャネルプランを明示
1.0版 2006.03.14  策定

3.一部閲覧(最新版)

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