標準規格等一覧

標準規格概要(STD-T80)

1.標準規格の概要

標準規格番号 ARIB STD-T80
標準規格名 都道府県・市町村デジタル移動通信システム TYPE2
策定年月日 2001年9月6日
標準規格概要

本標準規格は、無線設備規則第57条の3の2に規定される260MHz帯における狭帯域デジタル通信方式のうちTDMA(Time Division Multiple Access)方式による市町村デジタル移動通信システムTYPE2(以下「公共用システム」という。)の無線区間インタフェースを規定したものである。

本標準規格は、ETSI(European Telecommunications Standardization Institute)で標準化されているTETRA(TErrestrial Trunked RAdio)方式を引用している。

なお、本標準規格は、同規則同条中変調方式が4 値デジタル(π/4 シフトQPSK 方式)及びチャネル間隔が25kHz のものに該当する。

本システムは、一自治体(市町村または都道府県)を基本単位として統制局設備、基地局設備、固定局設備及び移動局設備で構成され、統制局―移動局(または固定局)間、あるいは移動局(または固定局)―移動局間(または固定局)(基地局経由または直接)で通信を行う。なお、以降、移動局(または固定局)-移動局間通信(または固定局)という場合は、基地局経由の通信(基地局通信)を示し、移動局間直接通信は基地局を経由しない場合を示す。

また、通信方式は、一つの無線キャリアをフレーム単位に区切り、フレームを時分割して4 つのスロットに分けることによってマルチチャネル化するTDM/TDMA 方式とする。


2.改定の概要

版数 策定又は改定日 改定の概要
2.0版 2007.05.29  システムの対象を市町村のみから、都道府県まで拡大するための機能拡張を行い、標題を「市町村デジタル移動通信システム TYPE2標準規格」から、「都道府県・市町村デジタル移動通信システム TYPE2 標準規格」に変更。
1.2版 2005.11.30  スプリアス発射の強度の許容値に係る技術基準の改正に伴うスプリアス発射等の定義、許容値、経過措置、測定法の改定等。
1.1版 2002.03.28  必須の工業所有権に係る確認書の提出に伴う改定
1.0版 2001.09.06  策定

3.一部閲覧(最新版)

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