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標準規格概要(STD-T110)

1.標準規格の概要

標準規格番号 ARIB STD-T110
標準規格名 狭域通信(DSRC)基本アプリケーションインタフェース
策定年月日 2012年12月18日
標準規格概要

本標準規格は、狭域通信(DSRC: Dedicated Short-Range Communication)システムにおいて、非IP系アプリケーションの実行を可能とする基本アプリケーションインタフェースについて策定するものであり、「狭域通信(DSRC)システム標準規格 ARIB STD-T75」及び「狭域通信(DSRC)アプリケーションサブレイヤ標準規格 ARIB STD-T88」で規定するDSRCシステムにおいて、アプリケーションとARIB STD-T88のローカルポートプロトコルとの間に基本アプリケーションインタフェースを規定することにより、ISO/IEC7816に準拠するICカードへのアクセスなど、非IP系アプリケーションの実行に対応するものである。

具体的には、以下に示す6種類のDSRC基本アプリケーションについて路車間通信インタフェースを規定している。

1 車載器指示応答アプリケーション

2 車載器メモリアクセスアプリケーション

3 ICカードアクセスアプリケーション

4 プッシュ型情報配信アプリケーション

5 車載器ID通信アプリケーション

6 車載器基本指示アプリケーション


2.改定の概要

版数 策定又は改定日 改定の概要
1.1版 2016.09.29  車両制御向けの情報提供技術、位置特定技術、地図情報の配信技術等を用いて車線別の情報を生成しドライバー・車両に提供するサービスを実現するため、情報提供に関する基本アプリケーションであるプッシュ型情報配信アプリケーションの機能を拡張するものである。
1.0版 2012.12.18  策定

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