標準規格概要(STD-T109)
1.標準規格の概要
標準規格番号 | ARIB STD-T109 |
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標準規格名 | 700MHz帯高度道路交通システム |
策定年月日 | 2012年2月14日 |
標準規格概要 | 自立型安全運転支援システムでは、利用する情報が車両情報と車両センサー情報に限られるため、事故の低減や渋滞に起因する環境の改善には限界がある。このため、車と車、路と車が通信し情報を交換することにより、安全運転を支援し事故防止につなげる「インフラ協調型安全運転支援システム」の導入が期待されている。 本標準規格は、TVのデジタル化に伴い使用可能となった700MHz帯の周波数を使用し、「インフラ協調型安全運転支援システム」を実現するものである。 また、無線設備規則第49条の22の2に規定される「700MHz帯高度道路交通システムの無線設備」の陸上移動局間及び陸上移動局と基地局との間の無線区間インタフェースについて規定したものである。 なお、本標準規格で規定している規格のうち、物理層の通信方式については欧米規格との親和性を持たせるなど、製造コストの低減と国際標準化にも配慮している。 |
2.改定の概要
版数 | 策定又は改定日 | 改定の概要 |
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1.3版 | 2017.07.27 | 700MHz帯高度道路交通システムの高度化を図る制度整備に対応し、現行の路車および車車間通信へ路路間通信を追加導入するものであり、道路交通情報の広域提供や強靱なITSインフラの構築などを可能とするものである。 |
1.2版 | 2013.12.10 | 本標準規格内容の解釈に齟齬が生じないようにするため、通信制御規定部分に関するSDL図(Specification and Description Language:ITU-T (国際電気通信連合電気通信標準化部門)Z.100 の勧告により国際標準規格となっている仕様記述言語)を解説資料として追加記載するものである。 |
1.1版 | 2012.12.18 | 2012年12月、総務省では「700MHz帯高度道路交通システムの陸上移動局の無線設備が自動的に送信又は受信する識別符号を管理する者を定める」告示及び「700MHz帯高度道路交通システムの無線局に使用する無線設備の技術的条件を定める」告示を公布した。 今回の改定は、上記の総務省における制度整備に対応するため、本標準規格に必要な変更を行うものである。 |
1.0版 | 2012.02.14 | 策定 |