標準規格等一覧

標準規格概要(STD-38)

1.標準規格の概要

標準規格番号 RCR STD-38
標準規格名 電波防護
標準規格概要

本標準規格は、電波利用において人体が電磁界にさらされる場合、その電磁界が人体に好ましくない電磁現象(深部体温の上昇、電撃、高周波熱傷等)を及ぼさないと考えられる電磁界量及び比吸収率の標準的限界値を電波防護標準規格として規定するものである。併せてその評価に必要な電磁界強度等の推定法(算出する方法、実験する方法等)及び測定法の概要も示す。
 本規格は、10kHzから300GHzまでの周波数の電磁界を対象とするが、医療を目的とした患者に対する人為的な電磁界照射は対象としない。

 

法令で定められる一般環境における規格等に加え、管理環境における規格及び接触電流・誘導電流に関する補助規格も規定している。

 

特定の無線局に対して本規格への適合性を詳細に確認する場合には、ARIB技術資料「電波防護標準規格への適合性の確認法技術資料」(ARIB TR-T11)あるいはARIB標準規格「携帯型無線端末の比吸収率測定法標準規格」(ARIB STD-T56 3.3版)を準用することとする。


2.改定の概要

版数 策定又は改定日 改定の概要
3.0版 2019.07.30  局所吸収指針及び電波防護指針の在り方に関する近年の総務省情報通信審議会の一部答申やそれを受けた制度整備を踏まえての改定。具体的には、低周波領域(10 kHz以上10 MHz以下)では、電磁界強度の規格値の変更、補助規格の見直し、基本制限の導入等を行い、高周波領域(100 kHz~300 GHz)では、局所吸収規格の上限周波数の拡張、6GHz超における入射電力密度の規格値の追加等を行う。
 低周波から高周波にかけて多くの規定の追加・改定があるため、3.0版として改定する。
2.0版 1999.10.26  電波法施行規則の一部改正に伴う改定。
 接触電流及び誘導電流の規格の追加。局所吸収規格の追加。
1.0版 1993.09.09  策定

3.一部閲覧(最新版)

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