技術資料概要(TR-B7)
1.技術資料の概要
技術資料番号 | ARIB TR-B7 |
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技術資料名 | 映像シリアルデジタルインタフェース測定法 |
策定年月日 | 1997年11月27日 |
技術資料概要 | 本技術資料は、放送スタジオ内で使用されるビットシリアルデジタルインタフェース規格に準拠したデジタル映像機器について、その入出力インタフェース端子とその信号波形の測定法を規定することを目的としている。 シリアルデジタルインタフェースは、同軸ケーブル1本で簡単にデジタル機器の相互接続が可能であることから、広くスタジオ機器などに用いられるようになってきている。一方、パラレルインタフェースに比較して、クロック周波数が高いことから、ケーブル長、機器の接続におけるインピーダンスマッチングなど、信頼性向上のために留意すべき点も多くある。 これらの機器のインタフェースにおける信号波形の良否は、データの伝送が正しく行われているのか、その様子を知るために重要である。しかしながら、インタフェースにおける、信号波形の物理量である振幅、立ち上がり時間などの測定法に関しては、機器開発メーカーで独自の方法があるだけで、共通の測定法の必要性が望まれていた。 本技術資料はこれに応えるため、シリアルデジタルインタフェースにおける信号波形の物理量に関する測定法について規定したものである。 |
キーワード(用語と略語)
キーワード | 説明 |
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HD-SDI | High-Definition Television - Serial Digital Interface BTA-S004B、SMPTE292Mに規定されるHDTV用スタジオ内機器のための1.485Gbit/sのシリアルデジタルインタフェース |
SD-SDI | Standard Definition Television - Serial Digital Interface SMPTE259Mに規定される143Mbit/s、177Mbit/s、270Mbit/s、360Mbit/s のシリアルデジタルインタフェース |
SMPTE292M | Bit-Serial Digital Interface for High-Definition Television Systems (HDTVシステム用ビットシリアルデジタルインタフェース規格) |
BTA S-004 B | 1125/60方式HDTV信号のビット直列インタフェース規格 |
SMPTE259M | 10-Bit 4:2:2 Component and 4fsc Composite Digital Signals - Serial Digital Interface(ビットシリアルデジタルインタフェース(SDI)規格) |
2.改定の概要
版数 | 策定又は改定日 | 改定の概要 |
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2.0版 | 2002.07.25 | ・HDTV対応による測定器の必要帯域幅や信号規格値等の追記。 ・サグの測定項目の追加。 |
1.0版 | 1997.11.27 | 策定 |