標準規格等一覧

標準規格概要(STD-B37)

1.標準規格の概要

標準規格番号 ARIB STD-B37
標準規格名 補助データパケット形式で伝送されるデジタル字幕データの構造と運用
標準規格概要

本標準規格は、スタジオ内で使用される525/60テレビジョン方式コンポーネントビット直列インタフェースおよび1125/60方式HDTVビット直列インタフェースにおいて、映像に同期して画面表示される文字のための字幕データを、垂直補助信号領域を用いて補助データパケット形式で伝送する場合の構造について規定したものである。

本標準規格はデジタル放送の字幕の持つ、字幕の多言語表示・スクロール表示等の機能拡張に対応すると共に、在来のアナログ放送用字幕データも伝送可能とした。

また、上記本編の巻尾に記載された付属(デジタル字幕運用規定)は、本編にて規定されたデジタル字幕データを伝送する場合の重畳方法、及びアナログ/デジタル字幕データの相互変換、HD/SD/携帯字幕データの相互変換等の運用規定を定めたものである。


2.改定の概要

版数 策定又は改定日 改定の概要
2.7版 2022.04.08  参照文書などの見直しを行った。
2.6版 2017.07.27  高度広帯域衛星デジタル放送において4K放送を実施するにあたり、4K映像ビット直列インタフェースを追加するとともに、4K映像ビット直列インタフェースにおいてデジタル字幕(HD字幕)を重畳可能とすることを規定するものである。
2.5版 2013.07.03  「525/60及び1125/60テレビジョン方式のコンポーネントビット直列インタフェースにおける補助データ領域への字幕データの多重方法標準規格」(ARIB STD-B27)の廃止に伴う変更、アナログ放送終了に伴う表現の見直し及び「アスペクト比16:9の画面におけるセーフティゾーン技術資料」(ARIB TR-B4)におけるセーフティゾーンの記載に合わせた変更を行う。
2.4版 2006.03.14  中型/小型DRCSの変換、字幕PESデータをTS化する際のアダプテーションフィールド取り扱い等について明確化した。
2.3版 2005.09.29  デジタル/アナログ字幕から携帯字幕に変換するに当たり、レイアウトの変換等のガイドラインを追加規定する。
2.2版 2005.03.24   ARIB TR-B14との整合性を保つため、携帯字幕に関する規定を修正する。
2.1版 2004.09.28  携帯字幕に関する規定を追加するとともに、HD、SD、アナログ、携帯用字幕を同時に運用するための運用方法、字幕の相互変換についてガイドラインを記述した。
2.0版 2003.06.05 (1) 題名の改定:
  付属として「デジタル字幕運用規定」を巻尾に記載したことにより、題名を「補助データパケット形式で伝送されるデジタル字幕データの構造と運用」に改める。
(2) 「デジタル字幕運用規定」付属文書を追加する改定:
  字幕普及という観点から、全ての放送事業者間で統一した運用を可能とする目的で、サイマル放送期間中に、HD、SD、アナログ用字幕を同時に運用するための運用方法を規定した。また字幕運用上の利便を図るため、字幕の相互変換のため"CCIS"(Conversion Control Information Support)識別子を規定し、その運用のガイドラインを記述した。
1.0版 2002.07.25  策定

3.一部閲覧(最新版)

全画面表示



TOP