標準規格概要(STD-B23)
1.標準規格の概要
標準規格番号 | ARIB STD-B23 |
---|---|
標準規格名 | デジタル放送におけるアプリケーション実行環境 |
標準規格概要 | 本標準規格は、我が国のデジタル放送により行われるデータ放送において、アプリケーション実行環境のデータ符号化方式を規定したもので、モノメディア符号化方式、アプリケーション実行環境の2部から構成されている。モノメディア符号化方式では、我が国で既に実用されているBS及びCSデジタル放送方式との整合を考慮し、またアプリケーション実行環境では、ネットワーク利用や欧米のアプリケーション実行環境との整合を考慮して、欧州DVBのMHP方式とその国際利用規定であるGEM(Globally Executable MHP)をベースに、国内の放送としての必要規定を追加したものである。また、本標準規格は、基本的には全放送メディアで横断的に適用され、伝送方式やサービス要求から定まる放送メディア固有の条件については運用制約として規定することとしている |
2.改定の概要
版数 | 策定又は改定日 | 改定の概要 |
---|---|---|
1.3版 | 2022.10.06 | ARIB STD-B5「垂直帰線消去期間を使用する伝送方式の標準テレビジョン・データ多重放送」に関する本文及び参考文献の見直しを行った。 |
1.2版 | 2009.07.29 | ・準拠規格の変更 ・準拠規格を従来のGEM1.0からGEM1.2に変更し、これに整合するよう記述内容や文書構造等を変更 ・高度衛星デジタル放送での運用が想定される新サービスに関する新機能を追加 ・ユーザーインターフェース機能の拡充 ・ネットワーク機器利用APIを追加 ・サービス選択予約に関するAPIを追加 ・上記を実現するためのセキュリティ機能を規定 ・BML/ARIB-J共通受信機のための優先起動方式を規定 ・規格の整備 ・各章の冒頭にGEMとの対応と準拠関係を示す表を追加 ・文字符号化関連規定の大部分をSTD-B24に移し、STD-B23からは参照する形に変更 ・1.1版でTBDとなっていたデータ符号化方式識別子等の定数値への具体的な数値の割当て |
1.1版 | 2004.02.05 | ・ MHP ( DVB 策定)及び GEM ( DVB-MUG 策定)の規格改定に伴う変更 ・ MHP 1.0.3 が発行されたことにより、関連する記述を修正した。 ・ GEM1.0.1 が発行されたことにより、 (1) 機能等価表 (Functional Equivalents Table) を追加し、 (2) セキュリティ機能について記載を修正した。 ・ ARIB STD-B24 で規定されたモノメディア映像符号化方式などの規定追加 ・映像符号化方式として H.264|MPEG-4 AVC 符号化方式を追加記載した。 ・字幕、文字スーパーのデータ符号化について、 ARIB STD-B24 で規定される仕様であることを明記した。 |
1.0版 | 2003.06.05 | 策 定 |