標準規格概要(STD-B20)
1.標準規格の概要
標準規格番号 | ARIB STD-B20 |
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標準規格名 | 衛星デジタル放送の伝送方式 |
策定年月日 | 1998年11月6日 |
標準規格概要 | 本標準規格は、放送衛星局のおこなう標準テレビジョン放送等のうちのデジタル放送に関する伝送方式を規定したものである。 本標準規格は「標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式の全部を改正する省令」(平成 11年郵政省令第102号)及び「標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式の一部を改正する省令」(平成 12年郵政省令第46号)に準拠して規定されたものである。それらに運用のガイドラインと参考資料を加えてまとめられているものである。 11.7GHz~12.2GHzの周波数帯の放送衛星局が行う標準テレビジョン放送、高精細度テレビジョン放送、超短波放送及びデータ放送のうちデジタル放送(BSデジタル放送)並びに12.2GHz~12.75GHzの周波数帯の放送衛星局が行う帯域幅 34.5MHzの標準テレビジョン放送、高精細度テレビジョン放送、超短波放送及びデータ放送のうちデジタル放送(広帯域CSデジタル放送)の伝送方式に適用するものである。 |
キーワード(用語と略語)
キーワード | 説明 |
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TMCC | Transmission and Multiplexing Configuration Control 伝送多重制御信号で伝送モード(変調方式、符号化率など)やスロット、TS等の情報。 |
2相位相変調(BPSK) | 搬送波の位相を同相(0度)と逆相(180度)に対応させて変調する方式。1シンボル期間に1bit の情報伝送。 |
4相位相変調(QPSK) | 搬送波の位相を90度おきにとり、1 シンボル期間に2bitの情報伝送を行う方式。 |
トレリス8相PSK | 8相位相変調に際し、隣接する信号に対し誤り訂正符号化を行った方式。 |
畳み込み符号 | 情報源の符号を順々に畳込みながら別の信号形式に符号化し伝送路での誤りを減少させる符号化方式。 |
リード・ソロモン | バイト単位で誤りを訂正するブロック符号の1つの方式。 |
電力拡散 | 特定の周波数にエネルーギが集中するのを避ける方法 |
インターリーブ | 局所的なデジタル信号の誤りを分散させ、平均的な誤りに変換するための技術。 |
2.改定の概要
版数 | 策定又は改定日 | 改定の概要 |
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3.0版 | 2001.05.31 | 衛星デジタル放送の伝送方式のみの規格に改定(旧版の、映像、音声の符号化方式、多重方式はARIB STD-B32へ、限定受信方式はARIB STD-B25へ移動) |
2.0版 | 2000.12.14 | 広帯域CSデジタル放送対応 |
1.1版 | 2000.10.12 | 音声符号化方式の改定 運用のガイドラインの改定、追加 |
1.0版 | 1998.11.06 | 策 定 |