ARIBについて

会長挨拶

会長 津賀 一宏


平素より当会活動にご支援を賜り厚く御礼申し上げます。


第40回理事会にて選任され会長に就任いたしました津賀です。当会と電波産業の更なる発展に微力を尽くす所存です。

  

社会活動はコロナ禍以前と同様の状態に戻りつつあり、その中で進められたデジタルトランスフォーメーション(DX)は社会に深く浸透し、DXを支えるデジタルインフラの整備等にとって不可欠な電波の有効利用に対する期待はますます高まってきています。

  

「G7デジタル・技術大臣会合閣僚宣言」を受け、国内外でBeyond 5G/6Gの発展に向けた取組みが今後ますます活発化するとともに、本年の世界無線通信会議(WRC-23)の中で新たな無線システムへの周波数の分配、特定等が行われる予定であり、当会では、電波利用の促進及び電波産業の発展に繋がる活動をさらに強化していく所存です。


5G及びBeyond 5G/6Gでは、第5世代モバイル推進フォーラム(5GMF)にて、引き続きローカル5G及びミリ波普及推進活動を中心に取り組みつつ、5GMF事務局の経験を活かし、6G活動との連携等の方策も含め検討を進めてまいります。


ITSでは、自動運転に不可欠なITS無線技術の開発に向けて、無線通信の性能要件等に関するITU-Rの研究課題にも積極的に貢献します。


放送分野では、地上4Kなど地上テレビジョン放送の規格策定を進めるとともに、グローバル化の観点からブラジルに対して我が国の技術を提案するなど連携を更に進めていきます。


このほか、今夏から実運用を開始するダイナミック周波数共用業務をはじめとするコンサルティング業務、講演会開催や機関誌発行などの普及啓発活動、関連標準化機関との連携、国際標準化人材の育成等の幅広い事業も推進します。


今後とも、会員の皆様及び内外関連機関と連携しつつ、電波産業の発展のため鋭意努力してまいりますので、一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。



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