標準規格概要(STD-T119)
1.標準規格の概要
標準規格番号 | ARIB STD-T119 |
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標準規格名 | 200 MHz帯広帯域移動無線中継通信用無線設備(可搬型) |
標準規格概要 | 公共ブロードバンド移動通信システムは、主に陸上での対向による映像伝送に利用されている。災害等の現場では、対向による伝送が困難な様々な地勢における被災地の状況の災害対策本部への伝送や、船上及びドローン等で撮影した映像の関係機関への伝送など、多段中継による利用に対するニーズが高まっている。本標準規格は、こうしたニーズに対応するために行われた制度整備を受けて、多段中継(海上及び上空利用を含む)機能を有する200MHz帯広帯域移動無線通信設備(可搬型)について規定したものである 本標準規格が対象とする無線設備は、無線設備規則第49 条の30 に規定される200MHz広帯域移動無線通信を行う無線局の無線設備であり、無線設備の技術的条件のほか、物理層(PHY)、メディアアクセス部(MAC)及び無線ネットワーク制御層(RNC)等について規定している。 |
2.改定の概要
版数 | 策定又は改定日 | 改定の概要 |
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1.2版 |
2021.10.29 | ・上空利用時の送信出力に関する規定について追記。 ・長距離伝送時の送受信信号の衝突を回避するために、TTG (Transmit-to-receive Transition Gap)の時間を拡大する規定を追記。 |
1.1版 |
2019.04.12 | 誤記訂正、及び明確化のための記載の追加・変更等。 |
1.0版 |
2018.04.12 | 策定 |