2006年総務省告示第173号｢総務大臣が別に告示する試験設備を定める件｣に定められる試験設備（40デシベル以上の減衰効果のある電波暗室等）の内部で開設される無線局の無線設備について、当該試験設備の減衰量を減じた値が電波法施行規則に掲げる規定値以下であれば、微弱無線局とし無線局免許が不要となる改正が行なわれた。

しかしながら、このような微弱無線局に該当するかどうかを確認する測定方法は必ずしも確立されていないため、試験設備内において免許不要で測定・実験ができるか否かを効率的に判断するための具体的な測定方法を提示するために、本技術資料は策定された。

本技術資料では、試験設備の外部において電界強度を測定する直接法及び試験設備の性能から免許不要となる無線局の規模を算定する間接法の2通りの方法を規定している。